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川瀬巴水の雪景色 / 絵

川瀬巴水の雪景色 / 絵

川瀬巴水は、一八八三年に東京で生まれた浮世絵師、版画家。

衰退した浮世絵の再興のために、吉田博らとともに新版画を確立した近代風景版画の第一人者として知られる。

叙情的な日本の風景が魅力で、海外の人気も高い。一九五七年に、七十四歳で亡くなる。

川瀬巴水の作品のなかで美しい光景の一つに雪景色がある。

巴水はかつて、この雪の描写について、「皆一様に点体のみで降る雪を現はしてゐる様です。それではどうも物足りませんので、一つもう一層真実に近いものにしたい」と語っている。

以下、川瀬巴水の描いた雪景色である。

 

その言葉通り、どの絵も、雪を点体として表現するのではなく、「雪が降っている」ということの流れや感じを繊細に捉えているように思う。

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