千利休と朝顔

村田珠光によるわび茶を完成させた、茶人の千利休の朝顔にまつわる逸話がある。 千利休は、戦国時代から安土桃山時代にかけての茶人で、茶聖とも称される。もともとは織田信長に仕えていたが、信長亡き後、天下人と…

雪をつかんで残るもの

詩人の高橋陸郎さんが、谷川俊太郎さんとの対談のなかで、折口信夫の「雪をつかむ」という感覚の話を紹介していた。 日本の詩的な情緒というのは、雪をつかんだときに、その感触は残りながらも、しばらくしてひらく…