吉田博と瀬戸内海

吉田博は、日本の洋画家、版画家で、大正から昭和にかけて風景画を中心に数多くの作品を手掛けている。もともとは水彩画など洋画の分野で修練を積み、才能を発揮すると、のちに版画家として、渡邉庄三郎が浮世絵文化…

千利休と朝顔

村田珠光じゅこうによる“わび茶”を完成させた、茶人の千利休の「朝顔」にまつわる逸話がある。千利休は、戦国時代から安土桃山時代にかけての茶人で、もともとは織田信長に仕えていたが、信長亡き後、天下人となっ…

雪をつかんで残るもの

詩人の高橋陸郎さんが、谷川俊太郎さんとの対談のなかで、折口信夫の「雪をつかむ」という感覚の話を紹介していた。日本の詩的な情緒というのは、雪をつかんだときに、その感触は残りながらも、しばらくしてひらくと…