人の心を種として 僕は、言葉を「言の葉」と書くという発想自体が昔から好きで、こんな風に植物の葉を題材にして表現している感性が素敵だなと思う。葉が使われることによって、言葉がおのずから生まれ出るという様や自分単独では成り… TwitterFacebookemail
松尾芭蕉の最後の句 江戸時代の俳諧師で、『おくのほそ道』で知られる松尾芭蕉には、辞世の句とも称される、「旅に病んで夢は枯野をかけ廻めぐる」という句がある。 弟子たちの諍いの仲介のため、大阪に向かう旅に出た松尾芭蕉は、到着… TwitterFacebookemail
夏目漱石と「月が綺麗ですね」 作家の夏目漱石が、英語の「I love you」を、「愛している」ではなく、「月が綺麗ですね」と訳した、という話がある。これは英語教師をしていた頃の夏目漱石が、「I love you」を、「我君を愛す… TwitterFacebookemail
完璧な文章などといったものは存在しない 村上春樹さんのデビュー作『風の歌を聴け』の冒頭は、「完璧な文章などといったものは存在しない、完璧な絶望が存在しないようにね。」という一節で始まる。 これは、主人公の「僕」が大学生の頃に偶然出会った作家… TwitterFacebookemail
リルケの手紙 ライナー・マリア・リルケは、オーストリアの詩人で、1875年にプラハで生まれ、1926年に白血病によって51歳で亡くなった。 リルケは、手紙をよく書いた。そのなかでも、詩人志望の青年フランツ・カプスへ… TwitterFacebookemail