ノルウェーの画家 ソフス・ヤコブセンの絵
ソフス・ヤコブセンは、一八三三年に生まれ、一九一二年に亡くなったノルウェーの風景画家。
静寂を漂わせた暗めの色調で、雪景色や水辺の空に浮かぶ月の風景が描かれる。
ソフス・ヤコブセンの絵は、同じ北欧で同時代の画家でもあるデンマークのヴィルヘルム・ハンマースホイの雰囲気と似ている。
ハンマースホイは室内画も多く、ヤコブセンは風景画という違いはあるものの、共通する作風のように思う。
以前、ハンマースホイの美術展で「静かなる詩情」というフレーズが使われたが、ヤコブセンの絵もまた「静かなる詩情」という言葉が合う。
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