幻想的なアニメーション作家、外山光男 / 映像

外山光男とやまみつおさんは、1982年生まれで、福岡県出身の映像作家。東邦学園映画専門学校のデジタル映画学科を卒業後、フリーランスで活動を始める。

もともと実写映画の監督を目指していたものの、より感覚的で内省的な世界を描きたいと、一人で短い作品をつくるようになる。

その作品制作でアニメーションを取り入れたことがきっかけとなり、アニメーション制作を開始する。

2005年、外山さんは、『ぼくらの風』でデジスタ・アウォードの映像部門グランプリ受賞。NHKの『星新一ショートショート』でも制作を手がけ、若手の映像作家として注目を浴びる。

外山光男『ぼくらの風』

外山光男さんの作品は、水彩絵の具や色鉛筆を使った柔らかなアニメーション映像で幻想的な世界観を演出する。

また、映像だけでなく、ピアノやウクレレを使った自作の音楽も使用し、この世のどこにもない〈独特の言語〉で異次元の世界を表現する。その作品は、宮沢賢治的とも評される。

外山さんの作品作りは、幼い頃に思い浮かんだ素朴な疑問のような“ひらめき”から始まると言う。

風はどこから吹き始めるのだろう。

もし、夜の子ども会があったらどんなだろう。

サーカス団の人たちは、夜、何をしているのだろう。

天動説が覆えされ地動説になった。では、地動説が覆えされる説とは、どんな説なのだろう。

こういった問いかけに、自分なりの答えを想像し、物語化していく。そして、物語の説明的な部分を削ぎ落とし、一つの詩的作品に結実させる。

他にも、日常で感じたことや、本、テレビで気になったもの、素敵な言葉、町で聴こえてくる子供たちの話し声、フランスやスペインのインディーズ映画などからもインスピレーションを得ていると言う。

現在、外山さんは、短編アニメーションやミュージックビデオ、童話イラストなど多岐に渡って活躍し、作品は、ホームページツイッターでも公開されている。

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